TOP MESSAGE代表メッセージ

床枝衣料工業の創業の背景はどんなものでしたか?
初代社長の父親(祖父)が生前に一度会社を起こしましたが一度潰れ、その後1957年 (昭和32年)に初代の社長が中学卒業と同時に改めて起業し、現在に至ります。当時はまず「家族に食べさせていかなきゃならない」という一心で会社を立てたと聞いています。
今の床枝衣料工業が大事にしていることは何ですか?
床枝衣料工業で働いてくれる「人」を大切にすることだと思っています。一緒に働いてくれる従業員がちゃんと生活ができ、更にプラスαの部分として、仕事を通じて自己実現をする中でより成長をしていってもらいたい。ひいては、それが巡り巡って会社の利益につながる。そんな良い循環が作れれば、これ以上強い会社はないんじゃないかと感じますね。 そして、私の仕事はそのための仕組みを作る、お手伝いをする事だと思っています。
床枝衣料工業が発展してきた歴史を教えてください。
東京都墨田区での洋服のプレス業務から始まり、その後千葉の大多喜に倉庫兼自宅として拠点を移し、20年近く大多喜で運営。 その後、作業量(プレスした商材の保管場所)確保の必要性もあり、取引先のデリバリーセンターとなるべく、茂原に「第一・第二センター」を建設。ハンガー商材からたたみ商材への本格的取組みのため「第三センター」の建設、メディカル物流業務対応のため「にいはるセンター」建設、といった流れで自社拠点を増やし、業務の幅も広げてきました。
創業時の苦労話で何か印象的なことはありますか?
茂原に第一センターを立てた当初は、あくまで町工場規模の会社でした。そのため銀行の与信も下りない状況でしたが、懇意にしてくださるメーカー様が証人として間に入ってくださり融資を得ることができました。そのことが今現在まで会社を展開してこれた大きなきっかけになっています。その会社の方とは今でもお付き合いがありますが、会社が転機を迎える際は必ず「人のご縁」というものがあると感じています。
創業後今に至るまでの間、大変だったことは何でしょうか?
近い話で言うと、2020年の台風で2億円を超える被害を受けました。その時は色々な方にお知恵と協力をいただきなんとか乗り越えました。また、第二・第三センターを立ち上げた直後に売上の3割を占めるお取引先様との取引が無くなってしまったことがありました。
その時は、あらゆるコストを抑えるため、従業員のシフト調整も行いましたが、従業員に安定した生活を送ってもらうという我が社の想いからかけ離れてしまいますから、こういった事態は今後は招きたくないと思っています。その状況から、お取引内容に偏りを作らず、バランスの良い状態を保つことの大切さを学び、今日に活かしています。
大変な中での仕事への原動力となったものは何でしょうか?
それはまさに我が社で働いてくれている「人」ですね。
従業員はみな「会社」という同じ船に乗っている仲間であり、船が沈めば皆ダメージを受けてしまいます。そんな中でも一緒にやってくれている人達が笑顔で働いてくれていることが一番の幸せであり、そんな姿が見られるとほっとします。
ただもし、逆のことがあれば、会社の長として追い込んでしまった責任は自分にあります。
それを打開できるのは自分しかいないので、そのために営業を続けるし、安心して長く働いていただけよう更に上を目指す仕組み作りは終わることはないですね。
床枝衣料工業の目指している将来像についてお聞かせください。
物流機能について日々磨いているものを「より正確に」「より早く」なるよう高めていくこと。
今は診療もオンラインでできる時代です。今後も時代が変わっていく中、床枝衣料工業としての付加価値を付けていけるフィールドがある思っています。そこにさらに独自性も付け加えることで、他社との差別化を追求していきたいです。
30年かけて磨いてきた「正確性」「迅速性」といった強みは、アパレル業界に留まらず、メディカルの分野など、より人が困っているところにアプローチできると考えているので、会社の「存在意義」といったものについても、自分だけではなく皆の考えていることを言葉にしながら、もっと明確化していくことも必要な時期だと考えています。
仕事をする上で一番大切だと思うものは何かお聞かせください。
現場ではきっと技術的な部分で色々と覚えなくてはいけないこともあるとは思いますが、個人的には「前向きな気持ち」だと思っています。仕事に対して前向きに取り組める力があればそれで十分かなと。それだけで良い。
働く方へのメッセージ

働く方へのメッセージ

昨今、拠点が増えた喜びのひとつに、「その分一緒に働く仲間が増えた」という部分があります。ぜひその仲間に新たに加わっていただける方が大勢いたらそれは私にとってとても嬉しい事です。働き先として皆さんに“選んでもらいやすい会社創り”を今までも、そしてこれかも課題として追及していきますので、皆さん、お待ちしております。

OUR STORY

ABOUT US

数字で見る床枝衣料工業